ワーキングプア

中日新聞の生活図鑑からですが「日雇い派遣労働者に貧困の連鎖」なる記事が書かれていました。

正直、こんな豊かな時代に二極化が進んでいるのが、経済の非常事態のような気がします。
普通の生活そのものが困難になったとしか思えないくらいの事態です。
バブルの崩壊のときも、これほど酷い事にはならなかった記憶があるのですが、こうなってしまったのはなぜなのでしょう。

最初は、働く事が嫌な若い人の実態だろう位にしか考えていなかったのですが、今ではある程度のキャリアがある人でも、何らかのきっかけで簡単に落ち込んでしまうワーキングプア。
政府は、手をこまねいているだけで対策も取れていない状態で、私達は税金だけを取られての生活が続いているのですよね。

人ではどこも足りないはずなのに、新たに雇うだけの力を企業が持っていないわけですよ。
生活が不安定になっていくと、心も不安定になっていくので仕事をやっていけるだけの気力もなくなる。
毎日ハローワークに通うだけの力もなくなっていくのではないのでしょうか。

雇われるだけでも困難なのに、人手不足の仕事を押し付けられて…ストレスがたまって体調を崩す。
悪循環ばかりが続いていきますよね。

儲かる人は儲かる社会。
もう少し見直して、二極化の溝を埋めてほしいです。